3.1 作業エリアの安全性


Safe work area

自分と周囲の安全を確認してください。

作業を始める前に下記をチェックしましょう。

天候

天候の悪い日は作業を見合わせることも大切です。豪雨や強風の日は、安全の確保が難しく危険です。切断作業を行うには適しません。

 

切断躯体

作業現場周辺や切断躯体の中に通っているパイプや電気ケーブルに気をつけましょう。アスベストの切断は禁止です。

 

安全距離 15 m

周囲の人から 15m 以上の安全距離を取るようにしてください。パワーカッターに人やものが触れる位置にないことをよく確認してください。切断躯体や破片が飛散することがあるため、周囲との安全な距離を充分とった上で作業してください。

 

作業エリア

機械の制御に支障がないか周囲を確認し、適切な作業灯があること、また足元が滑りやすい場合は足場をよく確認してください。ガソリン駆動式パワーカッターは換気が充分でない環境で使用することはできません。

 

 

 

3.2 作業計画


最初にパワーカッターを始動する際にブレードがどこにも接触していないことを確認してください。

切断した際に躯体や破片がどのように飛散するかを予測することで、想定外の事態を避けるようにしましょう。

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3.3 機械の始動方法


冷間時、暖機時の2種類の始動方法を動画でご覧ください。

 

冷機始動の方法:

  1. バルブが燃料で満たされるまでエアパージを 4 ~ 6 回押します。
  2. デコンプバルブを押して圧縮を下げます。これにより簡単に始動できるようになります。本機の始動後にデコンプバルブは自動的に戻ります。
  3. チョークコントロールを引き出します。これにより、スロットルも高速アイドルになります。
  4. リヤハンドルを右足で押さえて、左手でフロントハンドルを持ちます。
  5. 抵抗を感じるまで、右手でスターターハンドルをしっかりと引きます。その状態から、素早くしっかりと引きます。

    スターターロープはいっぱいまで引き出さないでください。パワーカッターが損傷する可能性があります。また、スターターロープは絶対に手に巻き付けないでください。

  6. エンジンが始動したら、チョークコントロールを戻します(この作業をしないとエンジンが停止します)。
  7. フルスロットルにしてスタートスロットルを解除すると、本機はアイドリング状態になります。

 

暖機始動の方法

  1. デコンプバルブを押します。
  2. チョークコントロールを引き出し、すぐ戻します。これによりチョークなしで始動することができます。
  3. 冷間時の始動にならって始動します。